日本人の土地に対する意識の変化は?
土地が有利な資産だと考える人とそう思わない人が同数になった。
土地は、預貯金や株式などに比べて有利な資産であるか
そう思う | どちらとも言えない | わからない | そうは思わない | |
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1993年 | 61.8% | 11.4% | 5.6% | 21.3% |
1994年 | 61.9% | 12.5% | 3.6% | 21.9% |
1995年 | 49.3% | 19.5% | 4.4% | 26.8% |
1996年 | 53.1% | 19.8% | 4.2% | 22.9% |
1997年 | 49.2% | 17.0% | 4.4% | 29.4% |
1998年 | 37.0% | 23.0% | 6.0% | 34.0% |
1999年 | 38.9% | 21.1% | 6.4% | 33.6% |
2000年 | 34.2% | 19.4% | 7.6% | 38.8% |
2001年 | 35.3% | 22.5% | 8.1% | 34.2% |
2002年 | 33.2% | 22.8% | 9.5% | 34.5% |
2003年 | 32.9% | 21.5% | 8.9% | 36.7% |
2004年 | 33.2% | 20.2% | 10.6% | 36.0% |
2005年 | 35.0% | 22.0% | 8.0% | 35.0% |
グラフは、国土交通省が毎年実施している「土地問題に関する国民の意識調査」によるもので、「土地は、預貯金や株式などに比べて有利な資産であるか」について尋ねたものである。
93・94年の時点では、「有利だと思う」人が6割を超えていたが、地価の下落が続いたため、有利だと思う人が減少し、逆に有利だと思わない人が増え続けた。そして、00年には有利だと思わない人が、有利だと思う人を上回り、04年までその傾向が続いていた。
ただ、昨年の調査では、有利だと思う人と、そう思わない人の数が同数になり、地価が下げ止まりつつある地域が増えてきたこともあって、土地の資産価値を見直す動きが出ている。もっとも、そう思わない人もまだ多く、地域や立地による地価の二極化を反映した結果となっている。