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2008年11月号

不動産市況や業界動向などの旬な情報を記載したコラムです。

購入後の住宅面積と通勤時間の変化は?

通勤時間が多少長くなっても、住宅の広さを優先して住宅を選んでいる。

  注文住宅 分譲住宅 中古住宅
住み替え前 住み替え後 住み替え前 住み替え後 住み替え前 住み替え後
首都圏 延べ
面積
96.6 131.2 70.5 84.8 - -
通勤
時間
51.3 50.4 52.5 56.0 - -
中京圏 延べ
面積
90.6 139.3 84.5 108.8 - -
通勤
時間
31.6 36.0 38.2 44.3 - -
近畿圏 延べ
面積
95.6 128.8 76.6 84.4 - -
通勤
時間
32.7 34.7 42.1 43.2 - -
首都圏 延べ
面積
- - - - 67.7 92.7
通勤
時間
- - - - 38.4 39.2

データは、国土交通省の平成19年度住宅市場動向調査によるもので、住宅を購入・建築した人達の住宅面積と通勤時間の変化を示したものである。
注文住宅を建てた人の住宅面積は、35~40平米広くなっているが、通勤時間はやや長くなっている(首都圏はほとんど変化なし)。
また、分譲住宅の購入者でも、住宅面積が全国平均で約15平米広くなっているのに対し、通勤時間はやや長くなっている。
中古住宅の購入については、住宅面積が25m² 広くなっているが、通勤時間はほとんど変わっていない。
多くの場合、住宅を選ぶ際には多少、通勤時間が長くなっても、広さを求める人が多い結果となっている。
ただし、大都市中心部で分譲住宅が大量に供給されたため、首都圏であっても、通勤時間は1時間以内となっている。「夢のマイホーム」を持つために新幹線通勤、といった時代は、昔の話になりつつある。

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