不動産購入、不動産売却は三井住友信託銀行グループの「三井住友トラスト不動産」

不動産調査会社東京カンテイのマンションデータベースに登録された三大都市圏の新築供給戸数と中古流通事例数の推移を基にマンション市場の動向を見てみましょう。

新築マンションの供給戸数は2000年以降減少していますが、中古マンションの流通事例数は新築の価格上昇やリフォーム技術の発達などで年々増えており、マンション購入を検討する際の選択肢の幅広さでは中古マンションの方に分があると言えそうです。

築浅中古マンション（築10年以内）の流通事例数に限ると、首都圏や近畿圏では2003年以降緩やかな増加傾向にあります。また、100％積上げ棒グラフで表したエリア別流通事例数シェアの推移では、東京都や大阪府など都市圏中心部でのシェアが年々拡大している様子がわかります。市場規模は中古マンションのほうが大きいので、購入条件に合致した物件を探しやすいのも魅力です。

現在、新築マンションの供給戸数は減少していますが、“売りやすく、買いやすい”築浅中古物件の流通が新築に替わって市場を牽引する可能性が高いと考えられます。