中古住宅を選ぶ人、選ばない人の違いは?
新築にこだわる人と、こだわらない人に分かれ、中古住宅の魅力は値頃感。
既存住宅を購入した理由 | 既存住宅を購入しなかった理由 | ||
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希望エリアの物件だったから | 73.7% | 新築の方が気持ちが良いから | 64.1% |
手頃な価格だったから | 60.8% | 長く住むつもりだから | 38.2% |
良質な物件だったから | 46.5% | 好みに合う既存物件がなかったから | 31.5% |
新築にはこだわらなかったから | 38.8% | 既存では耐久性や品質に不安があるから | 24.5% |
早く入居できるから | 24.5% | 良い既存物件がなかったから | 22.3% |
リフォームするつもりだったから | 13.7% | 安くてもリフォーム費用などがかかるから | 18.1% |
いずれまた住み替えをするから | 5.9% | 新築の方が税制面で有利だから | 12.3% |
いずれ建て替えようと思っているから | 4.5% | 既存は公庫を利用しにくいから | 1.1% |
その他 | 2.9% | その他 | 2.8% |
無回答 | 4.5% | 無回答 | 2.2% |
データは、(一社)不動産流通経営協会が実施した不動産流通業に関する消費者動向調査によるものである。平成18年度に、購入した住宅の引き渡しを受けた首都圏1都3県の世帯を対象にしている。
既存(中古)住宅を購入した人にその理由を尋ねたところ、第1位が「希望エリアの物件だったから」となっており、次いで「手頃な価格だったから」「良質な物件だったから」と続いている。
一方、新築住宅を購入した人に、何故、既存(中古)住宅を購入しなかったのかを尋ねた質問では、「新築の方が気持ちが良いから」がダントツの1位となっており、“新築”へのこだわりの強いことが、新築物件購入への大きな動機になっていることが分かる。
既存(中古)住宅を購入した理由の第4位には「新築にはこだわらなかったから」が入っており、新築派と中古派との大きな境目は、この点にある。