ライフステージで変わる希望居住地
単身時は街なかや都市の中心部を希望する人が多いが、結婚後は郊外希望に。
街なかや 都市の中心部 |
郊外部 | 田園 リゾート地 |
その他 | |
単身時 | 88.3% | 8.6% | 1.6% | 1.6% |
結婚後 | 40.8% | 53.8% | 3.8% | 1.6% |
子育て期 | 19.8% | 69.0% | 9.1% | 2.1% |
子供独立後 | 19.8% | 49.0% | 28.8% | 2.4% |
退職後 | 17.6% | 30.8% | 48.6% | 3.0% |
高齢期 | 30.6% | 29.4% | 35.9% | 4.2% |
グラフは、20歳以上の人を対象に、国土交通省が平成20年の3月に実施した「居住地域に関する意識調査」によるもので、各ライフステージに相応しいと考える居住地を尋ねたものである。
単身時では、9割近く、つまり圧倒的多数の人が「街なかや都市の中心部」がいいと考えているが、結婚後になるとその割合は約4割に減少し、「郊外」が相応しいと感じる人が過半数を占める。そして、子育て期になると、その傾向は一段と強まり、「郊外」が約7割を占めている。
子供の独立後や退職後になると、希望居住地として「田園・リゾート地」が増えているが、高齢期になると再び、利便性の高い「街なかや都市の中心部」を希望する人が増えている。
なお、この調査には若い人(将来の高齢者)も回答しているが、実際に高齢になった方々の都心指向は、アンケートの結果以上に強くなっている。