首都圏で売れている住宅の価格帯は?
中古住宅では、6~7割が3000万円以下となっており、低価格帯が中心に。
【成約件数の価格帯別割合】
09年上半期 09/1~6 |
中古マンション 成約件数 |
新築戸建て 成約件数 |
中古戸建て 成約件数 |
---|---|---|---|
~2000万円 | 7,334 | 61 | 1,847 |
~3000万円 | 3,884 | 625 | 1,324 |
~4000万円 | 2,617 | 882 | 1,002 |
~5000万円 | 1,264 | 427 | 541 |
~7000万円 | 775 | 190 | 405 |
7000万円~ | 295 | 14 | 192 |
グラフは、今年の上半期に首都圏の流通市場で成約した中古マンション・中古戸建て・新築戸建てについて、価格帯別の件数割合を示したものである。
中古マンションでは、2000万円以下の成約物件が45.4%と半数近くを占めており、3000万円以下では全体の約7割を占めている。また、中古戸建てでも2000万円以下が34.8%と最も多くなっていて、3000万円以下で約6割を占めている。
厳しい経済環境の下で、割安感のある低価格帯の住宅が売れている。
一方、新築住宅では、新築マンションの販売は厳しい状況が続いているが、価格調整が早く進んだ新築戸建て(建売住宅)の動きは堅調である。首都圏の新築戸建てでは、3000万円以下が約3割で、4000万円以下となると全体の約7割を占めている。買い易い価格であり、売れ行き好調の理由も、そこにある。