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2009年10月号

不動産市況や業界動向などの旬な情報を記載したコラムです。

首都圏で売れている住宅の価格帯は?

中古住宅では、6~7割が3000万円以下となっており、低価格帯が中心に。

【成約件数の価格帯別割合】

09年上半期
09/1~6
中古マンション
成約件数
新築戸建て
成約件数
中古戸建て
成約件数
~2000万円 7,334 61 1,847
~3000万円 3,884 625 1,324
~4000万円 2,617 882 1,002
~5000万円 1,264 427 541
~7000万円 775 190 405
7000万円~ 295 14 192

データ出典 「東日本不動産流通機構」

グラフは、今年の上半期に首都圏の流通市場で成約した中古マンション・中古戸建て・新築戸建てについて、価格帯別の件数割合を示したものである。
中古マンションでは、2000万円以下の成約物件が45.4%と半数近くを占めており、3000万円以下では全体の約7割を占めている。また、中古戸建てでも2000万円以下が34.8%と最も多くなっていて、3000万円以下で約6割を占めている。
厳しい経済環境の下で、割安感のある低価格帯の住宅が売れている。
一方、新築住宅では、新築マンションの販売は厳しい状況が続いているが、価格調整が早く進んだ新築戸建て(建売住宅)の動きは堅調である。首都圏の新築戸建てでは、3000万円以下が約3割で、4000万円以下となると全体の約7割を占めている。買い易い価格であり、売れ行き好調の理由も、そこにある。

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