中古マンションが良く売れる訳は?
新築マンションの価格が高くなり、割安感が強まっている。
新築マンション --売り出し価格-- |
流通戸建て(新築と中古) --成約価格-- |
中古マンション --成約価格-- |
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1990年 | 6,123 | 7,079 | 4,367 |
1991年 | 5,900 | 5,845 | 3,926 |
1992年 | 5,066 | 5,011 | 3,757 |
1993年 | 4,488 | 4,778 | 3,596 |
1994年 | 4,409 | 4,718 | 3,328 |
1995年 | 4,148 | 4,416 | 2,679 |
1996年 | 4,238 | 4,326 | 2,515 |
1997年 | 4,374 | 4,278 | 2,398 |
1998年 | 4,168 | 4,057 | 2,224 |
1999年 | 4,138 | 3,866 | 2,153 |
2000年 | 4,034 | 3,763 | 2,052 |
2001年 | 4,026 | 3,518 | 1,969 |
2002年 | 4,003 | 3,386 | 1,963 |
2003年 | 4,069 | 3,265 | 1,985 |
2004年 | 4,104 | 3,277 | 2,029 |
2005年 | 4,108 | 3,260 | 2,107 |
2006年 | 4,200 | 3,342 | 2,236 |
グラフは、首都圏の新築マンションの平均売り出し価格と、中古マンション・流通戸建て(新築戸建てと中古戸建て)の平均成約価格の推移を示したものである。90年のバブル期には、新築マンションの価格が6000万円を超えていたが、中古マンション成約価格も4367万円と高く、中古マンションの割安感はそれほど強くはなかった。
その後、地価の大幅な下落が進み、新築マンションの価格が下がったため、中古マンションの割安感はなくなり、新築マンション絶好調の時期が続いた。しかし、95年以降、新築マンション価格は下げ止まり、02年からは値上がりに転じた。
一方、中古マンション価格は02年まで下げ続けたため、新築価格の約半値で買えるようになり、割安感で良く売れている。人気に伴って中古マンション価格も上昇傾向にあるが、新築との価格差はまだ大きく、好立地の物件は品不足が続いている。