不動産売却・購入の三井住友トラスト不動産:TOPお役立ち情報不動産マーケット情報中古マンションが良く売れる訳は?(2007年4月号)

不動産マーケット情報

専門家のコラム
不動産マーケット情報

不動産マーケット情報

不動産マーケット情報

2007年4月号

不動産市況や業界動向などの旬な情報を記載したコラムです。

中古マンションが良く売れる訳は?

新築マンションの価格が高くなり、割安感が強まっている。

  新築マンション
--売り出し価格--
流通戸建て(新築と中古)
--成約価格--
中古マンション
--成約価格--
1990年 6,123 7,079 4,367
1991年 5,900 5,845 3,926
1992年 5,066 5,011 3,757
1993年 4,488 4,778 3,596
1994年 4,409 4,718 3,328
1995年 4,148 4,416 2,679
1996年 4,238 4,326 2,515
1997年 4,374 4,278 2,398
1998年 4,168 4,057 2,224
1999年 4,138 3,866 2,153
2000年 4,034 3,763 2,052
2001年 4,026 3,518 1,969
2002年 4,003 3,386 1,963
2003年 4,069 3,265 1,985
2004年 4,104 3,277 2,029
2005年 4,108 3,260 2,107
2006年 4,200 3,342 2,236

グラフは、首都圏の新築マンションの平均売り出し価格と、中古マンション・流通戸建て(新築戸建てと中古戸建て)の平均成約価格の推移を示したものである。90年のバブル期には、新築マンションの価格が6000万円を超えていたが、中古マンション成約価格も4367万円と高く、中古マンションの割安感はそれほど強くはなかった。
その後、地価の大幅な下落が進み、新築マンションの価格が下がったため、中古マンションの割安感はなくなり、新築マンション絶好調の時期が続いた。しかし、95年以降、新築マンション価格は下げ止まり、02年からは値上がりに転じた。
一方、中古マンション価格は02年まで下げ続けたため、新築価格の約半値で買えるようになり、割安感で良く売れている。人気に伴って中古マンション価格も上昇傾向にあるが、新築との価格差はまだ大きく、好立地の物件は品不足が続いている。

※本コンテンツの内容は、記事掲載時点の情報に基づき作成されております。