不動産売却・購入の三井住友トラスト不動産:TOPお役立ち情報不動産評価と土地価格アドバイス相続時の不動産の評価額(その2)~相続人間の割り振りをどの評価額で行うのか~(2023年9月号)

不動産評価と土地価格アドバイス

専門家のアドバイス
善本 かほり

不動産評価と土地価格アドバイス

不動産評価と土地価格
アドバイス

不動産鑑定士
有限会社arec
善本 かほり

2023年9月号

「不動産価格・査定・鑑定評価等」について、不動産評価の仕組みを解説した不動産鑑定士のアドバイスです。

相続時の不動産の評価額(その2)~相続人間の割り振りをどの評価額で行うのか~

配偶者居住権に関係する不動産の価格が必要となる場面


 相続税の不動産評価額


105,000,000円
 (配偶者居住権が付着していない土地建物の価格)
(A) 配偶者居住権の価格 20,000,000円
(B) 配偶者居住権付土地建物の価格 85,000,000円
相続税の相続税評価額 105,000,000円
現金 40,000,000円
合計 145,000,000円
1人当たり 72,500,000円
(A) 配偶者居住権 20,000,000円
(A) 現金 40,000,000円
(A) 不足 12,500,000円
(B) 配偶者居住権付土地建物 85,000,000円
(B) 超過 12,500,000円
 配偶者居住権が付着して
 いない土地建物の時価


150,000,000円 
現金 40,000,000円 
合計 190,000,000円 
1人当たり 95,000,000円 

ⅰ(遺産分割協議のため)の場合

配偶者居住権が付着していない土地建物 150,000,000円
(A) 配偶者居住権 40,000,000円
(B) 配偶者居住権付土地建物 110,000,000円
 現金 40,000,000円
 合計 190,000,000円
    1人当たり 95,000,000円
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