1927(昭和2)年、日本最初の5年制医学専門学校として、大阪市東淀川区下新庄に「大阪高等医学専門学校」が設立され、2年後の1929(昭和4)年には「附属看護婦学校」も開校した。当初は仮校舎で授業を行い、1930(昭和5)年に高槻町(現・高槻市)に本校舎が竣工、このときに附属病院も加わった。写真は高槻校舎の様子。戦後の1946(昭和21)年に「大阪医科大学」となった。
高槻周辺では、昭和初期になると「京都帝国大学」(現「京都大学」)による「摂津農場」と「阿武山観測所」の開設、「大阪高等医学専門学校」(現「大阪医科薬科大学」)による新校舎の建設など、学校・研究機関の立地も見られるようになった。