113(景行天皇43)年の創祀と伝わる「熱田神宮」の主祭神は「熱田大神」で、「スサノオ(素戔嗚尊)」や「ヤマトタケル(日本武尊)」ゆかりの「三種の神器」のひとつ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」を祀る神社として知られている。お膝元の熱田町は1907(明治40)年、名古屋市の一部となった。
名古屋は東海地方の中心都市で、日本を代表する大都市の一つ。江戸時代には、徳川御三家の一つ、尾張家の城下町として発展したが、その前には、織田信長、豊臣秀吉、加藤清正ら多くの戦国武将を生んだ場所でもあった。また、東海地方の交通の要として「名古屋駅」を核とした道路整備、街づくりが行われた。現在の名古屋市内にある「熱田神宮」、「名古屋城」、「徳川美術館」などは、全国的な名所、観光スポットとして知られている。歴史を振り返れば、折々に開催された博覧会、共進会がこの街を発展させた。また、「松坂屋(いとう呉服店)」、「ノリタケ」、「トヨタ自動車」などの企業が全国に進出していった。