京都には桜の名所が多く、市民ひとりひとりがお気に入りのお花見の場所をもっている、といっても過言ではない。「円山公園」「清水寺」「哲学の道」「仁和寺」…。そのひとつとして、京都観光の人気スポット、「嵐山・渡月橋」の桜も挙げられる。
名所に映える四季の彩り
春「嵐山の桜」 桜花に彩られた「渡月橋」 MAP __
夏「鴨川の川床」 川遊び・夕涼み、庶民の楽しみ MAP __
京都の夏の風物詩「川床(かわどこ・ゆか)」は、安土桃山時代の頃より始まり、江戸時代に盛んになったといわれる。「鴨川」においては、浅瀬や河原・中州に「床机」が置かれたほか、川岸の料理店から高床が張り出され、夕涼みを楽しむ人で賑わった。
秋「通天橋の紅葉」 紅葉の海を渡る、「東福寺」の名橋 MAP __
「臨済宗東福寺派」の大本山「東福寺」。室町時代以降「臨済宗」の「京都五山」の一つにも数えられている。境内には国宝の「三門」のほか、多くの伽藍(がらん)や塔頭(たっちゅう)が見られる。「本堂」の北を流れる渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」には屋根付きの橋「通天橋」が架けられている。