「土地活用」は、資産運用の基本的な知識を身に付け、税制や税法上の特例を理解したうえで、資産全体を総合的に把握することが大切です。また、立地条件や広さ・形等によってもベストな活用方法は異なります。本コンテンツは、土地活用のポイントをQ&A、ケーススタディで解説しています。
第1章 資産(不動産)活用のすすめ
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資産の特徴資産運用はなぜ必要なのか?
2.運用益の比較(現金と土地)
資産は、その特徴を活かして運用を行うことにより、多額の利益を享受できる可能性がある一方で、運用方法によっては、損失を被る可能性もあります。
一例として、金融資産と不動産の運用益について比較してみましょう。
1億円の定期預金を10年間保有
1億円で貸付不動産(アパート)を購入して10年間保有
仮にアパート収入(貸付不動産取得費の5%)、維持管理費用(アパート収入の30%)で計算しますと10年間の運用益は3,500万円になります。
ただし、運用益には、所得税等の税金がかかりますし、空室や家賃滞納が出ればその分ロスが発生することとなります。そのようなリスクも視野に入れておいた方がよいでしょう。
また、売却するときには、いったいいくらで売ることができるのか?だいたいの目安を把握しておくことも大切です。
あくまでも、これは資産運用の一例にすぎませんが、金融資産と不動産では運用益等に差が生じることが、おわかりいただけたことと思います。どちらの資産で維持・管理していくのか、メリット・デメリットをよく勘案したうえで、決定していくのがいいでしょう。