
その中に「ニラ」が入っていたので、今回は「ニラ」の歴史をご紹介します!
ニラの原種と言える存在は東アジア、中国北部~モンゴル辺りに自生していたと考えられています!
中国や東南アジアでは3000年前、遅くとも紀元前のうちに栽培が行われていたようです。
薬効も古くから認められていました!
日本にニラが渡来したのは弥生時代頃という説が有力で、また平安中後期頃からはニラの栽培も行われるようになっていきます。
ちなみに当時のニラは食べ物(野菜)というよりは薬草・薬用食材という位置付けで、食べる場合も薬膳として粥に入れるなどするのが一般的だったようです!
一方で香りが強いこと・精がつくことから仏教・精進料理ではニンニクなどと並んで食べることを避けるべき野菜ともされていました。
日本でも江戸時代にはニラの栽培も行われ、腹痛や下痢の治療薬としてニラを雑炊やお味噌汁に加えて食べていたそう。
ちなみに戦国時代の武将である石田三成が最後に食べた食事が“ニラ雑炊”という逸話も知られていますが、これも捕らえられた石田三成が腹の調子が悪いと言って所望したと伝えられています。
野菜としてニラの栽培が本格的に行われるようになったのは明治以降からと言われています!
北海道や東北などの寒い地方では体が温まり精力がつく野菜として食べられることもありましたが、全国的に見るとニラの独特の強い香りが好まれず普及はしませんでした。
ニラの消費急増は第二次世界大戦後に食が多様化し中華料理、中でも餃子が普及したことが大きく関わってきます。
餃子が外食・家庭料理として定着することで日本人がニラの臭みに慣れ、レバニラ・焼肉やもつ鍋など様々なニラ料理が親しまれるようになったと考えられてます!
以上、今日のコバランチでした!