日本橋営業センター 小針 一のブログ

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日々営業日記
今日の不動産用語
2019/01/10
☆仮登記【かりとうき】☆

手続き上あるいは実体法上の要件が完備していない場合に、将来の本登記の順位を確保するためになされる予備的な登記を、仮登記といいます。

本登記とは、所有権移転登記のように実際に権利の移動が行われたときにされる登記をいいます。

「手続き上の不備」とは、本登記のための書類などが備わっていないことをいい、
「実体法上の不備」とは、売買契約が予約の段階で止まっている場合などを指します。
(この場合の仮登記は「所有権移転請求権仮登記」といいます)

仮登記には対抗力(第三者に権利を主張する効力)はありませんが、
後日、本登記がなされた場合は、仮登記の順位が本登記の順位になるという、
順位保全効力を持っています。
日々営業日記
今日の不動産用語
2019/01/08
☆奥行【おくゆき】☆

奥行とは、建物や家具などの正面から反対側までの距離を言います。

敷地の場合には、前面の道路境界線から反対の隣地境界線までの距離を指します。

間口の対語で、建物や敷地の縦横の比率を前面道路や玄関側を基準にして、
それぞれ間口と奥行で表現します。
日々営業日記
今日の不動産用語
2019/01/07
☆エコキュート【えこきゅーと】☆

圧縮機(コンプレッサー)で空気中の熱をくみ上げて利用する、家庭用給湯システムのことをいいます。

空気中から熱を取り込み、その熱を二酸化炭素を冷媒(低温の物体から高温の物体へ
熱を運ぶ流体のこと)として、コンプレッサーに運びます。コンプレッサーで圧縮を
加えてさらに高温にし、その高温化された熱を水に伝えるというシステムです。

正式には自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機といい、エコキュートは電気会社や
給湯機メーカーが愛称として使っている言葉です。

冷媒に従来のオゾン層を破壊するというフロン系の代わりに自然界にある二酸化炭素を使うため、
環境に優しいシステムと注目され、システム導入に際しては国のエコキュート導入補助金制度もあります。

エコキュートは、空気中から熱をくみ上げるヒートポンプ技術により、
使用する電気エネルギーに対して約3倍の熱エネルギーが得られるともいわれ、
IHクッキングヒーターや床暖房システムなどと同じくオール電化住宅に欠かせない
ものになっています。
日々営業日記
今日の不動産用語
2019/01/06
☆雨水汚水分流方式・合流方式【うすいおすいぶんりゅうほうしき・ごうりゅうほうしき】☆

下水を集めて排除する2つの方式があり、汚水と雨水を別々の管で集めて処理する
方式と1つの管で集めて処理する方式をいいます。

汚水とは、家庭などから出る生活雑排水で、トイレの排水や台所の排水、
お風呂の排水などです。

雨水とは、雨による水で、大雨が降った時には一気に大量の水が流れ込みます。

雨水汚水分流方式では、汚水は汚水管を通って下水処理場に集められ、
下水処理されたうえで海や川に放流されます。

雨水は側溝(排水溝)を経由して直接河川や海に放流されます。

これに対して合流方式では、汚水も雨水も1つの管で集めて流すため、
一定の下水量を超えた汚水は何も処理されずに放流されます。

河川の水質保全の面では合流方式は課題が多く、
また、過去には汚水の混じった浸水被害も発生しています。
日々営業日記
今日の不動産用語
2018/12/27
☆イニシャルコスト【いにしゃるこすと】☆

イニシャルコストとは、初期投資のことです。建物では、設計費用や建築費用など建物が完成するまでに必要な費用のことをいいます。

これに対して、完成後の維持管理費用をランニングコスト、建築から解体までの生涯費用をライフサイクルコストといいます。

かつて日本の住宅建設は、イニシャルコストを低く抑えることに重点が置かれました。

そのため、建材などの規格化や工場生産などが進み、
良質な建物がローコストでできる技術やノウハウが蓄積されました。

しかし、現在では、建物の価値をライフサイクルでとらえる考え方が強まり、
ランニングコストを軽減するためのイニシャルコストアップには
肯定的な見かたもでています。
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