浅草とともに有名な「大鳥神社」の「酉の市」は、1835(天保6)年旧暦11月、初の酉の日に下目黒の造り酒屋、大国屋與兵衛が浅草から熊手を取り寄せたことに始まるという。「酉の市」は元々が古代の神事に由来し、付近の農民が野菜や実用品を売るための市として始まったものといわれている。
目黒・大崎は「目黒川」と、その両岸に見られる「目黒川」が刻んだ「武蔵野台地」の起伏にとんだ地形が特徴。自然が豊かな地で、江戸期以降、行楽地としても発展した。現在も一帯は、初詣、節分、桜の花見、さんままつり、紅葉、酉の市、イルミネーションなど、四季折々に賑わいを見せる。