甲武鉄道は1889(明治22)年4月に新宿~立川間、同年8月に立川~八王子間が開通した。当初の「八王子駅」は、現在の駅より北東にあたる「東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター)」付近にあった。
MAP __【図は1890(明治23)年頃】
1889(明治22)年、八王子に甲武鉄道が開通。文明開化の象徴であった鉄道の開通とともに八王子の近代化が始まった。近代化が進められる中、当時の新しい建材である煉瓦の工場も作られた。明治期には、のちに「富士森公園」となる広場や、高等女学校の創立など、現在につながる多くの施設も誕生している。