1927(昭和2)年、「龍口寺」のある山に、遊園地「龍口園」が開園した。6階建ての展望台(写真)や動物園などがあり、「常立寺(じょうりゅう)」の南側から現在の「龍口寺」の仏舎利塔付近まで、当時日本一といわれたエレベーターで昇ることができたが、1934(昭和9)年頃には早くも閉園となった。
鵠沼に始まった別荘地・住宅地の造成・分譲は、昭和初期頃から隣接する片瀬・辻堂にも拡大していった。また、当時日本一といわれたエレベーターを持つ遊園地の開園や、日本初となる自動車専用道路など、大規模な観光開発も見られるようになった。