1967(昭和42)年と1978(昭和53)年の地形図を見比べると、のちの「新百合ヶ丘駅」付近は、かつては「百合ヶ丘」の造成地に隣接する丘陵地で、1967(昭和42)年の地形図❶付近のように小田急線はS字のカーブで丘陵地を避ける、「津久井道」に概ね並行したルートであった。
現在の「新百合ヶ丘駅」付近は、かつては「百合ヶ丘」の造成地に隣接する丘陵で約65%が山林という土地であった。「小田急電鉄」の「多摩ニュータウン」への新線建設を機に「新百合ヶ丘駅」が建設され、1974(昭和49)年に開業したが、土地区画整理事業が進むまで、駅の周辺にはクヌギやコナラの雑木林が広がっていた。