1940(昭和15)年、「大日本航空株式会社」による日本初の飛行艇専用の民間飛行場「根岸飛行場」が開場した。約2万坪の広さを誇り、当時日本の委任統治領だったサイパン経由パラオへの定期路線が開かれていた。写真はサイパンから飛行してきた「川西航空機」製の「97式飛行艇」。
横須賀に近く、波の穏やかな「東京湾」沿いのこの地域は、飛行機の基地、生産地となった歴史もある。日本初の飛行艇専用の民間飛行場「根岸飛行場」、海軍航空発祥の地「追浜(おっぱま)飛行場」があり、飛行機のまちとして知られた。また、「太平洋戦争」中には「野島」に「野島掩体壕(えんたいごう)」が設けられた。戦前からの航空機メーカー「日本飛行機」は、現在も航空機の生産を続けている。