2020(令和2)年にグランドオープンとなった「Hareza(ハレザ)池袋」。MAP __
芸術家が集い新たな文化を生み出し続ける街、池袋。近年では「サンシャインシティ」周辺に、若い女性をターゲットとした「乙女ロード」も誕生、アニメ文化も注目されている。このようなサブカルチャー、ハイカルチャー問わずジャンルを超えた文化の多様性を活かし、豊島区では「国際アート・カルチャー都市構想」が進められている。
その基本理念は大きく三つに分けられる。
・伝統的な文化から最先端の文化まで共存する「多様性を活かしたまちづくり」
・都市空間を舞台に見立て、様々な表現活動の場として開放する「出会いが生まれる劇場空間」
・文化を触媒として世界とつながり、新たな文化潮流を発信し続ける「世界とつながり人々が集まるまち」
ハード面とソフト面の両方から整備が進められており、既存の文化資源、文化活動の連携例として「トキワ荘協働プロジェクト」「池袋モンパルナス回遊美術館」「庁舎まるごとミュージアム」などが挙げられる。
「国際アート・カルチャー都市構想」の中枢エリアとなる「Hareza(ハレザ)池袋」は、2020(令和2)年にグランドオープンとなった。「シネマコンプレックス」「シネマプラザ」「東京建物 Brillia HALL」「harevutai」「パークプラザ」「サテライトスタジオ」「多目的ホール」「小ホール」と、個性が異なる八つの劇場空間に加え、イベントスペースとしても活用できる「中池袋公園」が再整備されており、賑わいと文化の拠点として発展が期待されている。