大規模な戸建住宅団地、ニュータウンなどで、斜面に造成された階段状の宅地が南向きであるものをいう。日当たりが良いため、価値が高いとされる。
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ニュータウン
新たに計画的に建設された大規模な市街地。周囲から独立したかたちのものが多い。都市計画に基づき、新住宅市街地開発事業、土地区画整理事業などによって形成される。英語でNew town。
ニュータウンの最初の考え方は、E. ハワード(Ebenezer Howard、英国人)が1898年に『明日の田園都市』(初版の題名は『明日-真の改革にいたる平和な道』)で主張したもので、① 周囲を田園に囲まれた適正規模の市街地を新たに計画的に建設する、② 都市と農村の魅力を兼ね備えた職住近接の生活を可能とする、③ 土地所有を一元化して自立した都市経営を確保することによって、居住環境の悪化や貧困に直面していた当時のロンドンの都市問題を解決できるとする提案である。この考え方が受け入れられ、イギリスだけでなく世界各地でニュータウンの建設が進められた。
もっとも、実現したニュータウンの多くは、ハワードの提案のうち①を採用したもので、住宅供給を主目的としたもの(②を満たさない)が多いほか、③を取り入れたものは数少ない。
日本のニュータウンとしては、千里ニュータウン、多摩ニュータウン、筑波研究学園都市などがある。また、地域振興のために地方都市でもニュータウンが建設されている。