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天然素材(自然素材)
読み:てんねんそざい(しぜんそざい)
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自然のなかで形成・生育し、人工的に合成された物質を含まない素材。厳密な定義はないが、岩石、樹木、植物繊維、生物の生成物(例えば絹)などで、これらを軽易に加工したものを含む。


建材として利用される天然素材(自然素材)は、例えば、石材、粘土、珪藻土漆喰、材木(集成材ではない木材)などである。

本文のリンク用語の解説

珪藻土

藻の一種である珪藻類の遺骸による堆積土で、素材色は白色、灰白色、淡黄色。多孔質で吸水性に富むが、軽くて脆い。もともと研磨材、耐火材、七輪などの材料に使われたが、近年、高い吸放湿性、吸臭・吸音性、断熱性からシックハウス対策として注目され、住宅の内・外壁に使用されることが多い。 漆喰のようにツノマタなどを混ぜた左官塗り用だけでなく、素人でもローラーやハケで簡単に塗れる塗装タイプの製品も開発されている。

漆喰

消石灰に糊剤を混ぜたもの。 日本古来の左官材料として使用される。

集成材

厚さ1~3cm程度の挽板またはラミナといわれる小角材を、繊維方向が互いにほぼ平行になるように重ね、合成樹脂接着剤で接着合成し1つの材としたもの。 天然材と比較して、強度性能が高く欠陥が少ない、均一な材を造ることが可能である。