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プラトー(情報モデルの〜)
読み:ぷらとー(じょうほうもでるの)~
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立体的に描いた都市空間にさまざまなデータを結びつけた情報モデル。その構築を目指すプロジェクト名でもある。コンピュータグラフィックを基盤として構築されたデータベースのひとつで、国土交通省が主導して構築・公開されている。

プラトーの基本的な構造は、1)航空測量などをもとに都市空間を土地や建物、街路等の地物を単位として3次元で表現し、2)空間を構成する個々の土地、建物、街路等をベースに、都市計画基礎調査などで得られた情報(土地利用、建物、都市施設、交通、地価、自然的環境、災害、景観等に関するデータ)を結びつける方法で組み立てられている。このモデルは、立体地図ではなくオープンデータソースであって、データの加工、シミュレーション操作、VR化等が可能で、まちづくりなどのために幅広く活用できるとされる。

なお、この情報モデルの名前「プラトー」は、フランス語/英語のplateaux/plateauで、高原・台地という意味であるが、哲学書『千のプラトー Mille Plateaux』(ジル・ドゥルーズ&フェリックス・ガタリ著、1980年)にちなんで命名したと説明されている。

本文のリンク用語の解説

国土交通省

国の行政事務を分担管理する機関のひとつ。国土交通省設置法に基づいて設置され、その長は国土交通大臣である。英語表記は、Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourismである。 「国土の総合的かつ体系的な利用、開発及び保全、そのための社会資本の整合的な整備、交通政策の推進、観光立国の実現に向けた施策の推進、気象業務の健全な発達並びに海上の安全及び治安の確保を図ること」(国土交通省設置法)を任務とし、その達成のための事務を司っている。 所掌事務は多岐にわたるが、たとえば、国土、都市、住宅、交通に関する政策、河川、道路、港湾の整備、不動産業、建設業、運送業に関する事務の大部分は、国土交通省が担っている。また、国土地理院、気象庁、海上保安庁、観光庁は、国土交通省の組織である。 国土交通省は、平成の中央省庁再編の一環として、国土庁、建設省、運輸省、北海道開発庁を統合し、2001年1月6日に発足した。

都市計画基礎調査

都道府県が都市計画区域に関して5年ごとに実施する調査で、都市計画区域における人口、産業別就業人口、市街地面積、土地利用、交通量、地価など多種多様な項目が調査対象となっている(都市計画法第6条、都市計画法施行規則第5条)。

VR

情報技術を活用して、人工的に現実感を作り出すこと。英語のVirtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略語で、「仮想現実」「人工現実感」などと翻訳されている。 高度なシミュレーションの大部分はVRである。あるいは、実際に現地に行かずに建物や都市の中を歩き回る体験や、遺跡の元の姿を復元して現実に存在するかのように示すことなどは、いずれもVRの利用である。 なお、VRは現実感を人工的に生み出すのに対して、AR(Augmented Reality)は現実をベースに人工的な情報を重ねて現実感を広げるという違いがある。