人間活動による環境負荷の程度を示す指標。英語のecological footprint。人間活動と地球環境との関係を考える場合によく使われる指標である。
人間が活動すると環境にさまざまな負荷が生じるが、その負荷を支えるのは資源の再生産(農産物の生産等)や廃棄物の浄化(森林による二酸化炭素の吸収等)である。エコロジカル・フットプリントは、その再生産や浄化のために必要な一人当たりの地球面積で示される。
1970年代に実際の一人当たり地球面積(環境容量)を超え、例えば2019年には、環境容量の約1.7倍に達している。また、生活水準が豊かであるほどエコロジカル・フットプリントも大きいという関係が明らかになっている。