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ルクス
読み:るくす
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光に照らされた面の明るさ(照度)を表す国際単位系の単位。単位面積に入射する光の量(光束)で示され、単位記号はlx。「ルクス」は、ラテン語のlux(光)に由来する。

1ルクスは、1ルーメン(光束の単位、lm)の光束によって1平方メートルの面が一様に照らされた場合の照度である。また、1カンデラの光度の点光源を中心とする半径1mの球面の照度でもある。

たとえば、事務室の照度はおよそ500ルクス、机上は750ルクス、一般的な居室は150~300ルクスが適切であるとされている。また、労働安全衛生規則は、精密な作業では300ルクス以上、普通の作業では150ルクス以上、粗な作業では70ルクス以上の照度を確保しなければならないとしているが、これは最低基準である。

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ルーメン

光源から放射される可視光線の量(光束)を表す国際単位系の単位。単位時間に通過する光の放射エネルギー量を標準的な視覚に基づいて測定した計量単位である。単位記号はlm。「ルーメン」は、ラテン語のlumen(光)に由来する。 感覚には個人差があるから、光束は、一定の視覚をもつ標準観測者を定めてその者の目に生じる光の感覚を基準に計測することとされている。 1ルーメンは、光度1カンデラ(放射される光が周波数540×1012ヘルツ(Hz)の単色光(最も視覚感度が高い光で、波長は 555nm)であるときに、そのエネルギーが立体角1ステラジアン当たり1/683ワット(W)となる光の強さ)の点光源から光が一様に発せられる場合に、立体角1ステラジアン内に放射される光束である。 なお、立体角とは、平面角を立体空間に拡張した概念で、錐体の頂点から見た錐体内部の立体的な広がりの程度を示す。ステラジアンは立体角の単位で、任意の球において、球面上の球半径の2乗に等しい面積部分が球中心に対して張る立体角を1ステラジアンとする。したがって、全球の立体角は4πステラジアンである。 ルーメンは、照明器具の明るさを示す単位として、ワット(W)に代わって用いられている。白熱電球の明るさは消費電力量に比例するから、明るさを電力量を示すワットで表示しても構わなかった。しかし、消費電力量の小さいLED照明など多様な照明器具が使われるようになったため、最近は、照明器具の明るさをルーメンで表示することが多くなっている。たとえば、電球型LED照明の明るさは、60ワットの白熱電球に相当するものが810ルーメン以上、100ワット相当のものが1,520ルーメン以上とされている。