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Society5.0
読み:そさいえてぃ5.0
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先端技術を産業や社会生活に広範に導入し、さまざまな社会課題の解決と多様なニーズに応えることのできる社会。日本政府による造語で、AI、IoT、ロボットなどに代表される技術(第4次産業革命)を多様な分野に大幅に取り入れることによって実現する社会とされ、政府の産業政策や科学技術政策の共通目標とされている。

Society 5.0の具体的な姿は明確ではないが、例えば「新産業構造ビジョン」(2017年)では、Society 5.0を形作るために戦略的に取り組む分野として、(1)移動困難を限りなく解消するなどの「移動する」分野、(2)スマートサプライチェーンの構築などの「⽣み出す・⼿に⼊れる」分野、(3)健康寿命の延伸などの「健康を維持する・⽣涯活躍する」分野、(4)災害に強く地域活力のある街づくりなどの「暮らす」分野をあげている。

本文のリンク用語の解説

IoT(インターネット・オブ・シングス)

Internet of Things。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。これによって、広範な分野で、自動的な認識、判断、制御等やそれらの統合・連携が可能になるとの期待がある。  例えば、住空間の状態や設備を自動的に制御し、住生活ニーズに幅広く応えることを目指した取り組み(スマートハウス、インテリジェントハウス、ユビキタス住宅など)も、この概念の具体化である。そのほか、エネルギー管理の最適化、ウエアラブルデバイスによる生活ニーズの充足、自動車の自動運転等々、多様な展開が考えられている。 なお、IoTを具体的に展開するためには、モノに認知・通信・制御機能を埋め込むこと、大量の情報をネットワーク化し分散したままで処理すること、データの収集・蓄積・分析を自律的に行なうことなどの技術開発が必要である。