三井住友トラスト不動産

耐震シェルター
読み:たいしんしぇるたー
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地震で家屋が倒壊したときに安全を確保できる空間。住宅内の一部を地震に耐える強固な空間に改造して安全な場所とすることができるが、耐震シェルターはその強固な空間である。

地震対策に最も効果があるのは耐震改修であるが、耐震シェルターの設置は、耐震改修に比べて短期間に安価で実施できる。一方で、耐震シェルターのスペースは狭いことから、一時的な利用に留まることになる。

なお、耐震シェルターの設置工事費に対する助成制度を用意している地方自治体もある。

本文のリンク用語の解説

地震

地殻が急激にずれ動く現象。これに伴って起きる大地の揺れ(地震動)をいう場合もある。地震が発生したとき最初に地殻が動いた場所が「震源」、震源の地表面位置が「震央」、伝播する地震動が「地震波」である。 地震の大きさを示す指標には、地震の規模によるものと、地震動の大きさによるものの2種類がある。一般に、地震の規模は地震によって放出されるエネルギー量を示す「マグニチュード(M)」で、地震動の大きさは揺れの程度を客観的に段階化した「震度」で示される。震度は、マグニチュードだけでなく、震源からの距離、地震波の特性、地盤の構造や性質などによって決まる。 地震が発生しやすいのは地殻に力が加わって歪みが蓄積している場所で、地震はその歪みが解消する際に起きると考えられている。しかし、発生の場所と時点を特定するのは非常に難しい。 なお、構造物の耐震設計は、地震動によって構造物に加わる力を許容できる程度に抑えるための設計であるから、想定する地震動の大きさや性質(揺れの方向、振動数、継続時間など)が重要となる。

関連用語

シェルター

人を保護する施設や場所。英語のshelter。 シェルターは、外からの侵害を防ぎ安全を保つ機能を備えていて、危険や攻撃から保護するための施設だけでなく、暑熱、風雨などを避けるための場所や設備をも含む幅広い用語である。 たとえば、駆け込み寺、難民収容所、水屋、避難小屋などは、すべてシェルターに該当する。