建物の構造を把握する構造図のうち、主に上から見た平面図に柱や梁の配置、寸法、材料を表したもの。構造の全体像を把握するための図面であり、構造図の中でも特に重要な意味を持つ。基礎を上から透かして見た「基礎伏図」、床の構造を表した「床伏図」、天井の仕上げを表す「天井伏図」などがあり、主に100分の1または50分の1の縮尺で作成することが多い。
不動産取得税の軽減措置(住宅の建物部分)
住宅の取得に当たって、住宅の建物部分に係る不動産取得税を軽減する措置。 1)軽減措置の対象となるのは、次の要件を満たす場合である。 ・取得した個人の自己所有 ・住宅の床面積が50平方メートル(共同貸家住宅の場合は40平方メートル)以上240平方メートル以下 ・既存住宅の場合は、1982年1月1日以後に新築されたもの、もしくは新耐震基準に適合することにつき証明がなされたもの ・木造等建築物は築後20年以内であり、一定の耐震基準を満たしていること 2)課税の軽減は、課税標準の控除及び税率の特例の二つである。 (a)課税標準の控除 ・新築住宅の場合: 1,200万円を住宅価格(評価額)から控除 ・既存住宅の場合:建築年に応じて一定額(建築年が新しいほど大きい)を住宅価格(評価額)から控除 (b)税率の特例 ・3%に軽減(本則は4%) ただし、この特例の適用については期限(2027(令和9)年3月31日)が定められているので、具体的な期限について確認が必要である。 なお、認定長期優良住宅および認定低炭素住宅に対する不動産取得税の課税については、別途の軽減措置がある。
建物
民法では、土地の上に定着した物(定着物)であって、建物として使用が可能な物のことを「建物」という。
具体的には、建築中の建物は原則的に民法上の「建物」とは呼べないが、建物の使用目的から見て使用に適する構造部分を具備する程度になれば、建築途中であっても民法上の「建物」となり、不動産登記が可能になる。
平面図
建築物の各階について、一定の高さで水平に切断し、その形状を水平面に投影した図。部屋の配置、出入口・窓等の位置、設備等の設置場所などが表示される。建築物の仕様を示す基本的な図面の一つである。
なお、建物の仕様を示す基本的な図面には、平面図のほか、立面図、配置図がある。
梁
小屋組や床組の荷重を二点支持により水平や斜めの状態で支える横材のこと。
柱などと連結して、上方からの荷重を鉛直方向に流し、地面に力を伝える重要な構造部材である。


