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地質地盤図
読み:ちしつじばんず

地層や岩石の構造や形成過程を表す地質図と、地盤の物理特性を表す地盤図を兼ねた地図。地層の3次元の分布形態を平面図、断面図、立体図で表示し、あわせてボーリング調査データが付加されている。都市部を対象に産業技術総合研究所地質調査総合センターが作成している。公表されているのは「東京都区部」「千葉県北部地域」である。

地質地盤図が表す地下浅部の地質地盤特性は、地震被害等と密接に関係し、その情報を活用することによって地震による影響を予測することができる。また、地下の利用や基礎の設置に当たっては、地質地盤の特性を詳細に把握しなければならないが、地質地盤図はそのための基礎となる情報を提供する。

地震

地殻が急激にずれ動く現象。これに伴って起きる大地の揺れ(地震動)をいう場合もある。地震が発生したとき最初に地殻が動いた場所が「震源」、震源の地表面位置が「震央」、伝播する地震動が「地震波」である。 地震の大きさを示す指標には、地震の規模によるものと、地震動の大きさによるものの2種類がある。一般に、地震の規模は地震によって放出されるエネルギー量を示す「マグニチュード(M)」で、地震動の大きさは揺れの程度を客観的に段階化した「震度」で示される。震度は、マグニチュードだけでなく、震源からの距離、地震波の特性、地盤の構造や性質などによって決まる。 地震が発生しやすいのは地殻に力が加わって歪みが蓄積している場所で、地震はその歪みが解消する際に起きると考えられている。しかし、発生の場所と時点を特定するのは非常に難しい。 なお、構造物の耐震設計は、地震動によって構造物に加わる力を許容できる程度に抑えるための設計であるから、想定する地震動の大きさや性質(揺れの方向、振動数、継続時間など)が重要となる。

基礎(建物の~)

建物の荷重を地盤に伝えるための構造のこと。 直接基礎と杭基礎の2種類に分かれる。 直接基礎には、独立基礎(独立フーチング基礎)、布基礎(連続フーチング基礎)、べた基礎などの種類がある。