上の地形図は1921(大正10)年のもので、街道沿いに原町田の街が発展している。周辺には桑畑が一面に拡がっており、養蚕も盛んであったこともわかる。1908(明治41)年には横浜鉄道(現・JR横浜線)が開通しているが、その主な目的も絹・生糸の輸送のためであった。小田急線の開通は1927(昭和2)年なので、まだ地図上には見られない。【大日本帝國陸地測量部発行の2万5千分1地形図 原町田(大正10年測図・大正14年発行)を加工】
上の地形図は1983(昭和58)年のもの。国鉄(現・JR)の「原町田駅」は、1980(昭和55)年に小田急駅寄りに移転しており、駅名も「町田駅」となった。駅の移転とともに駅前の再開発も行われ、新しい道路も開通している。市街地も拡大しているほか、かつて桑畑だったところの多くは住宅地や団地となっており、住宅都市としての発展も見ることができる。【国土地理院発行の2万5千分1地形図 原町田(昭和58年修正・昭和60年発行)を加工】
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