良質な都市環境と田園環境、芸術も身近に楽しめる街
川崎市麻生区の防災情報
神奈川県川崎市の北西部に位置する麻生区には、麻生川や片平川、真福寺川などが流れ、緑豊かな丘陵と谷戸(やと)が織りなす風景が広がります。また、文化的な魅力も持ち合わせており、特に「新百合ヶ丘駅」周辺は多彩な芸術文化活動が盛んです。
麻生区は起伏に富んだ複雑な地形を持つため、市内全体の土砂災害警戒区域の約4割が集中しています。そのため、土砂災害への対策が一層重要となっています。
地形で見る川崎市麻生区
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ
川崎市麻生区は神奈川県の北東部、川崎市の北西部に位置しています。起伏に富んだ地形で、区内の最も低い位置と最も高い位置の高低差は、120m以上あります。区の南部の岡上の飛び地との間を流れる鶴見川沿いの部分が海抜20mで最も低く、北西部の町田市との境が海抜148mです。海抜148mの地点は川崎市でも最も高所です。
土地条件図で見ると、白地に青い破線のエリアが目立ちます。これは、台地などの造成地のうち、切取りによる平坦地または傾斜地である「人工地形(切土地)」です。「切土地」の合間を縫うように、白地に赤い破線で覆われたエリアがあります。これは「人工地形(盛土地・埋立地)」を表していて、低地に土を盛って造成した平坦地や、水部を埋めた平坦地です。白地に赤い斜線のエリアも散見されます。これは約2m以上盛土した人工造成地「人工地形(高い盛土地)」です。
黒川地区など区の輪郭に沿うように、緑色に塗られたエリアがあります。これは丘陵または台地の緑などの傾斜地「山地斜面等」です。緑色のエリアに沿うように見られるオレンジ色のエリアは「台地・段丘」です。川崎市麻生区は川が丘陵の奥深くまで幾筋も入り込み、丘陵と谷戸(やと)といったように地形的変化が大きいため、土砂災害の発生リスクのある場所が多い傾向にあります。特に、「山地斜面等」や「台地・段丘」の境は注意が必要です。また、河川の氾濫による浸水被害が予想されるエリアもあります。
川崎市麻生区防災マップ
川崎市ではさまざまな災害に対するハザードマップを公表しています。その1つが「麻生区土砂災害ハザードマップ」です。麻生区では、区の各所に土砂災害特別警戒区域や土砂災害警戒区域があります。自宅のあるエリアの警戒区域はしっかりと把握しておきましょう。マップの地図面には避難所や公共機関、救急告示医療機関や災害拠点病院も記されています。啓発面には土砂災害から身を守る方法やハザードマップの使い方、日頃に備えておくべきアイテムや災害情報を手にいれる手段などがまとめられています。
「洪水ハザードマップ(麻生区版)」には河川が氾濫した場合に、浸水が想定される範囲や深さが示されています。麻生区では、多摩川水系と鶴見川水系が氾濫するリスクがあります。多摩川水系は24時間で平瀬川支川、五反田川に410mm、三沢川に416mmの降雨があった場合の浸水想定区域を表示しています。鶴見川水系は鶴見川、麻生川、真光寺川、片平川、真福寺川、早野川に2日間で792mmの降雨があった場合を想定しています。浸水時間は12時間未満で解消されるエリアがほとんどです。
「麻生区防災マップ」には災害発生時の避難所などが記載されています。指定避難所、広域避難場所、屋外同報無線、Wi-Fi(避難所等)、救急告示医療機関、警察署、消防署、災害時応急給水拠点、災害用井戸(飲料水)などが記載されています。その他にも、内水ハザードマップや新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害時の避難に関する情報、地震発生時のゆれやすさを記したマップなどを公表しています。
川崎市麻生区の取組み
川崎市麻生区では、防災力向上をめざし、家庭での備蓄のコツや災害時に役立つスキル、災害時のトイレの話など、各家庭で実践できるコンテンツをまとめた「麻生区防災チャンネル」をYouTubeで公表しています。動画は「新百合ヶ丘エリアマネジメントコンソーシアム」との協働で作成しており、外部からの講師を招くなど幅広い防災情報を学べるツールです。動画は「備える編」と「訓練編」に分かれています。「備える編」は家族一緒に自宅で楽しみながら行える「麻生区流おうちキャンプ」や、公的な防災備蓄の考え方や備蓄の状況、家庭での備蓄の重要性と、上手に備蓄するコツを紹介する「家庭での備蓄のコツ」などがあります。「訓練編」では、地震に伴い火災が発生した際の行動と初期消火について学べる「初期消火訓練」や、けがをされた方や要介護の方の搬送方法を学ぶ「搬送訓練」などが用意されています。
川崎市麻生区の地域別概要
川崎市では、都市計画上のマスタープランにおいて、麻生区を含む北部エリアを11のゾーンに区分しています。
「百合ヶ丘駅ゾーン」は百合丘地区や高石地区などを含む地域です。麻生区内で最も早く市街化が進んだ地域ですが、「百合ヶ丘駅」周辺には火災延焼等のリスクがある地域もあります。「新百合ヶ丘駅ゾーン」は「新百合ヶ丘駅」開設とほぼ同時期に開発が進みました。駅周辺には大規模な商業施設が集積し、住宅地には良好な住環境が形成されています。「王禅寺ふるさと公園」は広域避難場所に指定されています。
「柿生駅ゾーン」は上麻生地区や下麻生地区などを含む地域です。スプロール的に宅地化が進んだ地域のため、基盤が整備されていない地域があります。「鶴川駅ゾーン」は麻生区の飛び地である岡上地区を含む地域です。鶴見川周辺に、河川氾濫時に浸水深0.5m~3.0mで浸水が想定されるエリアがあるため注意が必要です。「五月台・栗平駅ゾーン」は小田急多摩線開通以降、市街化調整区域を除いてほぼ全域が土地区画整理事業によって計画的に宅地化されています。良好な住環境が広がる一方で、同時期に同世代が一斉に入居していることにより高齢化が進行しており、災害時の共助の体制づくりが必要です。
このエリアの不動産は下記センターにご相談ください。
- ●新百合ヶ丘センター
神奈川県川崎市麻生区上麻生1丁目5番3号 大塚新百合ヶ丘ビル2階
通話料無料:0120-83-0511
営業時間:9:30~17:30