「元石川第一地区」(現・青葉区美しが丘)では1963(昭和38)年から1969(昭和44)年まで土地区画整理事業が行われた。歩車道完全分離(ラドバーン方式)が採り入れられ、歩行者専用道路と広い車道との交点にはコンクリートのアーチ橋が設けられたほか、一部街区には自動車の通り抜けができない行き止まり道路(クルドサック方式)が設けられるなど、自動車の利便性を確保しつつ、良好な住環境を維持するための新しい試みが行われた。
「多摩田園都市」は、歩車道完全分離(ラドバーン方式)や行き止まり道路(クルドサック方式)の導入、大型商業施設の設置、駅前広場とモニュメントの整備、道路や街の緑化など、より美しく、より暮らしやすい住宅地として進化を続けてきた。