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大切な家族を想う将来の相続対策

相続

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相続対策について、主に不動産を中心にまとめました。「相続をめぐる最近の状況」、「相続対策のポイント」、「成功事例と失敗事例」及び「相続の手続き」をQ&Aなどにより解りやすく解説しています。

Section1

事例研究 成功事例と失敗事例

失敗事例3

遺言の内容に問題があった例

所有財産
家族関係図
 不動産を多数所有し、その地域の名士でもあるHが亡くなりました。相続人はHの妻と長女、また、長男がすでに他界しているので、その子(孫)の3人です。Hは生前に公正証書遺言(遺言書(自筆証書遺言)の例 参照)を作成しており、孫を遺言執行者、相続財産のうち7/10を跡取りの孫、2/10を妻、残り1/10を長女に相続させるという内容でした。
 かねてより長男の妻・孫と長女の仲は悪く、Hの妻と長女の仲は良好です。

1

失敗の経緯

 Hの妻と長女は、Hの遺言の中で孫に比べて自分たちの取り分が極めて少なく、遺留分(Hの妻1/4、長女1/8・【column】相続の用語:遺留分 参照)が侵害されている内容であることについて、何も説明がないことに腹を立てました。結局、Hの妻と長女は孫に対し遺留分の減殺請求【column】相続の用語:遺留分 参照)を行いました。この遺留分の減殺請求により、孫とHの妻・長女の相続人間の確執は決定的となりました。

2

もしHの妻や長女に配慮した遺言を作成していたら

 Hが事前に専門家に相談のうえ、相続人であるHの妻や長女の遺留分を確実に満たすような財産配分で遺言を作成し、かつ、跡取りである孫に配分を厚くする理由を遺言に記載しておけば、相続人間の対立は防げたはずです。相続で不幸な結末を迎えないためにも、遺言の内容には万全を期し、相続人の遺留分を確保したいものです。

本コンテンツの内容について

このコンテンツは平成29年4月1日現在の法令に基づいて作成されています。