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2010年8月号

不動産市況や業界動向などの旬な情報を記載したコラムです。

全国47都道府県の中古マンション 価格推移は二極化?

2010年5月度「中古マンション価格天気図」

首都圏は2009年半ばから価格上昇

近畿圏はエリアごとの推移の違いが明確に

 京都府、大阪府は2009年後半にかけての底値圏からは脱していますが、直近でも京都府は2,000万円前後、大阪府は1,900万円前後での価格推移で、足踏み傾向が続いています。一方、兵庫県は2010年に入ってから1,800万円超まで価格が上昇しました。滋賀県は実需中心のマーケットとして2009年においても概ね1,500万円台を保っており、3月からは下落していますが比較的堅調に推移しています。

中部圏は岐阜県、愛知県で価格上昇傾向

 岐阜県、愛知県は直近1年間で見ると概ね上昇傾向が続いています。静岡県は静岡市・浜松市では緩やかな価格上昇傾向が見られますが、熱海市や伊東市などでは築古物件の流通事例が多く発生し、県全体の平均価格を下げています。三重県は2009年6月から12ヵ月連続で1,300万円台を維持しており、堅調に推移しています。

地方圏は、広島県、福岡県では2009年から堅調な価格推移

 地方圏でも、政令指定都市を擁し、比較的大きなマンション市場がある広島県、福岡県では中古マンション価格推移も堅調な動きとなっています。また、この2県では急激な価格下落は発生しておらず、「中古マンション価格天気図」でも「晴れ」「薄日」マークが付くことがありました。広島市や福岡市を中心に一定量の流通事例が発生しており、これらの地域が中古マンション市場を底支えしてきたようです。

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