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WEB3.0
読み:うぇぶさんてんぜろ

新たなインターネット環境。「次世代インターネット」とも言う。

最初は、ホームページの閲覧や電子メールの送信のような一方向の情報伝達が主流であった(WEB1.0)。その後、SNSなど双方向の情報交流や利用者の属性に応じて伝達情報を動的に変える環境が整えられた(WEB2.0)。この場合、情報はプラットフォーム組織によって集権的に管理される。

WEB3.0は、これに続く新たなインターネット環境で、ブロックチェーンなど分散型のフレームワークを基盤に、利用者が情報を分散管理することで、透明性とセキュリティの高い利用が実現するとされる。

WEB3.0のもとで普及すると考えられているサービスは、DeFiDecentralized Finance、金融機関を介さない分散型金融サービス)、メタバースmetaverse、インターネット上の現実味のある仮想空間)の利用、NFTNon Fungible Token、代替性のないデジタル生成イメージ)の取引、DAODecentralized Autonomous Organization、自律的に働く分散型の組織)の運営などである。

メタバース

情報ネットワークのなかに構築された現実味のある仮想空間またはそのなかで提供されるさまざまなサービスや体験の総称。英語のmetaverse。meta(変化、のちに、という意味の接頭辞)とuniverse(宇宙)をつなげた造語とされるが、その定義については明確でない。 メタバースは、技術的には、デジタル映像と現実世界とをネットワーク内で組み合わることによって構築される。その組み合わせ方に応じて、デジタル映像のみで構成されるVirtual Reality(仮想現実)、現実世界にデジタル映像や文字情報を重ね合わせたAugmented Reality(拡張現実)、現実世界と仮想現実が融合し両者を同時に体験できるMixed Reality(複合現実)に分類できるとされている。