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軽量床衝撃音
読み:けいりょうゆかしょうとつおん

椅子などの移動や軽い物を落としたときの軽くて硬い衝撃音。これに対して、人が飛び跳ねたりしたときの重くて鈍い衝撃音を「重量床衝撃音」という。軽量衝撃音の大きさをLL、重量衝撃音の大きさをLHと表記する。

マンションの遮音性能は、一般に、軽量床衝撃音について示され、L値(推定L等級、構造を想定した建物に一定の衝撃を与え、建物空間に伝搬する衝撃音の大きさを推定した数値、数値が小さいほど遮音性能が高い)がLL-45以下とされていることが多い。LL-45の遮音性能は、軽量床衝撃音が小さく聞こえる程度であって、生活実感としては上階の生活が多少意識される状態とされる。

なお、遮音性能は、L値で示されることが多いが、床材については、床衝撃音の低減性能を直接に測定したΔL等級(Δは低減することを示し、数値が大きいほど製品の遮音性能が高い)も用いられている。たとえば、LL-45は、おおむねΔLL(I)-4等級の床材の遮音性能に相当する。

マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。 本来、マンションは英語では「大邸宅」を指す。日本におけるマンションは、欧米では「アパートメント」と呼ばれている。